気に入っている化粧水は、長い間使っていた化粧水。

無添加で香りのやさしいお値段もそんなに高くない普通の化粧水だ。だから、バシャバシャ使える。バシャバシャ使えるから、気持ちがいい。ほんのり柚子の香りにも癒される。なくなったら、自然に同じものを注文していた。ところが、最近、なにげなく応募した化粧水のモニターに当選してしまった。800何人かの応募者の中で、たった三人。芥子粒をさがすようなもの、全くといっていいほど期待していなかったのにだ。

主人からは、運がいいなあとほめられ、娘からはおかあさん、すごいと持ち上げられ、自分でも唖然としてしまいました。なんと、一本7865円もする。今まで使っていた化粧水なら二本は買える。つい、主婦のセコサでそんなことまで思ってしまった。

それは、植物の酵素からできている化粧水で、天然無添加、手作りという珍しいものだ。花、葉、種、きのこ、木の実、野菜まで60種類の植物を北海道の大自然の中で100日間もの間、酵母の働きにゆだねて作り上げたという一品だ。

見た感じは、茶色で、びっくりしてしまう。ふたを開けると、香ばしい香りがする。キライではない。

黒砂糖のような甘い香りだ。

手のひらにうけると、とろりなめらか。

早速、乾燥から皮膚にアトピーのようになって掻き毟って色がかわったところに塗ってみる。

ピリピリしない。この化粧水は、乾燥に効くというもので、乾燥したら、その上にまた塗る、クリームはつけなくていいというのだ。

つけた途端、吸収されていく。二度目も、しっかりとつける。うん、しみない、これはいいかもしれないと、あちこちにつけてみる。

まだ、三日目だけれど、茶色にしみが出来ていた足が気のせいか薄くなっている。掻かずにはいられなかった痒みもない。これはいいかもしれない。

化粧品は、ほんとに使ってみないとわからない。

女の人は、一度使い続けると、際限なく使ってしまうところがある。だから、モニターやサンプルが必要なのだと思う。

目からウロコの化粧水に出会うこともあるのだから。